このたび日本土壌肥料学会2026年度東北大会(福島開催)を、福島大学(福島県福島市)において開催させていただくことになりました。本大会では、口頭発表・ポスター発表、各種シンポジウム、高校生ポスター発表、関連集会など、会員の皆様の研究交流の場を提供すべく準備を進めております。
本大会の運営における大きな特徴は、開催地である福島県だけでなく、東北支部全体、すなわち青森・岩手・宮城・秋田・山形・福島の全6県が一体となって運営に関与する「オール東北」の体制をとっていることです。東北の総力を挙げて、全国の会員の皆様をお迎えいたします。
2026年は、2011年3月11日に発生した東日本大震災、そしてそれに続く東京電力福島第一原子力発電所の事故から15年という節目の年となります。あの日、甚大な被害を受けたこの地において、土壌肥料学は、環境修復や農業再生という切実な社会的課題と向き合ってきました。放射性物質の挙動解明や土壌の除染、除染後農地の生産性回復、農産物の安全性確保など、多くの会員がこの地で研究を重ね、復興への道筋を照らしてきました。
震災から15年が経過し、復興は着実に進んでいます。一方で今なお道半ばであることも事実です。全国の土壌肥料研究者の皆様に、実際に足を運び、ご自身の目で「現在の福島」を見ていただきたいと強く願っております。これからの持続可能な農業そして社会のために私たちが果たすべき役割について、この福島の地で議論を深めることは、極めて意義深いものであると確信しております。
もちろん、学術的な議論だけでなく、東北・福島が誇る豊かな食や自然、温泉などもぜひご堪能ください。学会での熱い議論の後は、美味しい料理と地酒などで、会員同士の交流を深めていただければ幸いです。
大会運営委員一同、「オール東北」の温かいおもてなしの心で、皆様と福島でお会いできることを心より楽しみにしております。
2026年1月8日(木)
日本土壌肥料学会 2026年度東北大会(福島開催)